2014 12,21 09:59 |
|
・・わかりません、と答えない事。
確かに、この事は先輩方に、似たような事例を聞いた事が・・・・ ある先輩が、学校卒業時の臨時試験で、 ”シャルル・ボイルの法則とは?” と聞かれて、解らなくて、 ”・・・オームの法則だったら解りますよ!”Σ(゚Д゚) と返したら、 ”じゃ、それでいい。” と言われ、オームの法則を答えて、最終的に合格をもらったハナシ。 そのハナシを聞いた時は、そんなのアリか~?! とかなり驚いたが、今から考えると確かにアリだなぁって思えてしまう。 なにより、黙り込まないで、何かしらのアクションを返す・・ ってのが、一般の入社面接にしても、落ちる人と合格する人の違いだろうな。と納得。 PR |
|
2014 12,22 22:15 |
|
2014 12,23 22:07 |
|
いよいよ、海技士口述試験の開始です。
(●:試験官です) ●では、基礎的な問題からいきましょう・・・。
1問目、基礎。
1問目は、大体が物理とか法則等の基本的な問題が出てくる事が多いらしい。
先日書いた、ボイル・シャルルの法則の問題が・・ってのもココだろう。
さぁ、何を問うてくるか試験官!!
●では、”出力とは?”
!!??
なにそれ!?
何とかの法則ではないの?
過去問で見た事も無く、聞いた事も無い~。
アウアウ・・・
△機関に・・燃料などを?燃焼させた熱量で、を・・取り出せる?回転エネルギが・・?
等と、何を言ったか覚えてません・・
1問目で、モゴモゴしてしまいました。
●うーん・・?(何度かやり取りの後・・)では、馬力とは何だ?
△馬が××を××で××動かしたのを一単位で表した仕事量の・・単位です。
●そうだ、それが出力だ!では、今主流の”kw”に直すには?
△馬力に0.735を掛けます。
●そう!
大きな試験官の”そう!”という声に、思わず笑みもこぼれます。
・・たて続けて問題が出ないので、1問目は終了? 試験官は手元のノートに何か書き込んでいる。出した問題と採点を記録しているのかな?
|
|
2014 12,24 14:43 |
|
●では、次の問題、に。。
ゆっくりと試験官は仰った。
●エンジン、あるね。エンジン。 エンジンを、構成する部位を下から説明してください。
私△え~、台座。
●はい。
△クランクケース。
●違う!
△え~・・
●それは、空間を表す言葉で、構成部位を表す、もっと違う言い方の??
△・・(え、わからん・・。)
△ムムム・・・(本気で解らないワタシ・・)
●・・では、その上は?
△シリンダブロックです。
●その上は?
△シリンダカバーです。
●では、台座の上は?
頭の中をなんぼ探しても答えは出ない。
△・・・解りません。
●そうか・・・ 架構とかコラムといいます。聞いた事ないか?
△はい・・
正直、初耳である。基礎からちゃんとやっている人には常識なのだろうが、直接受験で学校をショートカットしている私にはあまり馴染みが無かった。
少なくとも現在の職場で聞いたり、使ったりする事も無かった・・・
質問の手を緩めた試験官は、再び手元のノートに何か書き込み始めた。私は静かに座っているのみ。
一部分は回答できなかったが、”この設問だけ”、で言えば半分以上は解答できた様なので、この設問では、6割くらいは得点できたのでは・・・と楽観してみる。
|
|
2014 12,27 04:27 |
|
●では、次の問題にいきます。
●始動前に、主機を、ターニングしますよね。ターニング。
では、ターニングをする、意味は? △・・・潤滑油を各部に行き渡らせ・・、又・・、暖機時の熱応力を分散し・・・、回転の不具合がないか確認します・・。
●・・・では、ターニング中は何を見るか、
△電流計です。
●始動前と、フィニッシュした後にエアランするよね。ではエアランする意味は?
△始動前は、ライナの・・割れ等で・・冷却水などの液体がシリンダ内に入っていないか、又、摺動部に異常が無く、滑らかに回転するかを見ます。
停止後はシリンダ内のガスを排出します。
●冷却水・・、確かにそうですね。だけどそれ以外にシリンダ内に漏れ出る可能性のある液体は何がありますか?
△え~、××です。 ●ん~?ちょっとそれは、可能性としてはあるけども、もっと他のもの。
△(ち、違う!?)は、い。燃料弁冷却油方式では冷却油××です
●ぇえ~?!そんなの使っているかい今時。それもあるけど、一番肝心なもの。
△(ムムム)燃料です。 ●じゃぁ、エアランするときに、シリンダ内に燃料が漏れ出しているとどうなるか?
△(う~、経験無い・・・)エアラン時に、インジケーター管から噴出?します?
●何が出る?
?!△××です。
●ん~?それかな~?
△(うぅ、では)では、××です。
●そうだ、××が噴出す。その時に、シリンダ内を保護する為に、何が作動する?
△・え~・・・。あ、安全弁が、開きます。
●はい、それでは、ヘッドカバ周辺で水と燃料の硫黄分が反応するとどうなる?
△化学反応で硫酸がつくられ、腐食を招きます
●そう!
試験官は、再び沈黙に戻られた。ふぅ~。
口述試験の進行内容がWebや本で伺え知る機会は非常に少ないので、問題数10問で、一つの設問で、”一つだけの回答”かと何も知らないと考えてしまいがちだが、実際ははそうではない。
ひとつの問題から関連づけて、続けて質問が来る。
そのことは先輩方から聞かされてきたけど、皆さん試験中の詳しい流れまでは過去の事なので覚えてはおらず、ここまで芋づる式に質問が来るとは思わなかった・・・
学校によっては集団口述で、10問は出るが、1問に付き回答はひとこと程度で済んだ先輩の話しも聞くので、一概には言えない。
んでも、主の問題1問のみ、の回答方式だったら、それが解らなかったらオシマイだが、こうして会話を進めていく芋づる形式の質問だったら、一部解らなくても、他の回答でカバー出来たり、会話の中でそのうち回答を導き出せたりするので、受験者にとっても面倒だが有利かも。
|
|
忍者ブログ [PR] |